聲の形「川井を許すな」の元ネタは?嫌われている理由3選を徹底考察

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映画『聲の形』(こえのかたち)が2020年7月に再放送されたときに、SNSでトレンド入りした「#川井を許すな」というワード。

作中に登場する、小学校からの仲間・川井みきに対しての言葉です。

今回は「#川井を許すな」の元ネタや、なぜ川合みきが嫌われているのかについて調べてみました。

目次

聲の形「川井を許すな」の元ネタは?

川井みき

聲の形が初めて金曜ロードショーで放映されたのが、2020年7月31日。

その日にトレンド入りした「#川井を許すな」。

これは聲の形を見た視聴者が川井みきというキャラに反感を持ち、苛立った結果生まれた言葉です。

川井みきを偽善者と捉えた視聴者から生まれた言葉

優等生として小学校でも学級長を務めていた、優等生の川井みき。

小学校時代は裏で西宮硝子と石田将也のいじめに加担、傍観しながらも「自分は何もやっていない!」と責任を周りに押し付けてきました。

いじめの加害者にされそうなら、泣いてみたり責任逃れしたりとイラっとくるのは全国共通だったようです。

そんな川井みきの性格や生き方を見て生まれた「#川井を許すな」

映画になる前の原作から川井みきに対する怒りのような感情は読者の間で広がっていたようです。

#川井を許すなは金ロー放送前から言われていた

2020年の金曜ロードショー初放送前から「川井を許すな」と言っていたSNSを見つけました。

この方たちは『聲の形』についての感想かははっきり言ってはいませんが、

「川井を許すな」のあとに

「でも声が可愛い」「それが奴の作戦だとなぜ気づかない!」

というような会話をされているので、原作や映画本編を見た方たちは川井みきに対して、同じような感想をずっと持っていたのかもしれませんね!

【なぜ】川井みきが心底気持ち悪いと嫌われている理由3選

聲の形に登場する優等生・川井みきが視聴者に嫌われている理由3つを紹介していきます。

川井みきが嫌われている理由3選
  1. 自己保身・自己愛が強いから
  2. 偽善者で被害者意識が強いから
  3. 真柴に対するあざとい態度

理由①自己保身・自己愛が強いから

川井みきが嫌われる理由として一番にあげられるのは、「自己保身の強さ」ではないでしょうか。

いじめに関しても裏で加担していたことは棚に上げて「自分は悪くない!」を貫いて主張してきた川井みき。

学級長・優等生という自分を絶対に崩してはいけないという執念のようなものが感じられました。

ネットでは川井みきはこの自己保身を「無意識・本気」でやっているというところが、痛すぎるという声もあります。

仲間が集まった橋の上での話し合いでも、石田将也が

「川井しゃべるな」

昔からお前は自分が一番かわいいだけなんだよ」

と言い放っていましたね。

理由②偽善者で被害者意識が強いから

川井みきに対しては偽善者や被害者意識がやばい、という声も多くあるようです。

とくに石田将也が、西宮の自殺を止めようとして自分が落ちて入院したときには川井みきはクラスに対して「千羽鶴を作ろう」と提案しています。

千羽鶴を作ることで今までの過去をなかったようにする偽善者ぶりや、それに対してクラスの女子から反感を買ってしまったことを「イジメ」と受け取った被害者意識も嫌われる理由でしょう。

理由③真柴に対するあざとい態度

高校に入ってクラスメートの真柴に恋した川井みき

ここから彼女の暴走が強くなった気がしました。

突然コンタクトに変更して、髪も下ろして可愛さアピールを始めり、真柴の前では張り切ってその場を仕切ったり。

極めつけは、真柴が小学校時代の硝子へのいじめを知っている件について川井みきに聞いたシーン。

私は悪くない」が始まり、

大声で真柴にも周りにも聞こえる声で「石田君は小学校のとき、ある女の子をいじめていたの!」

と暴露していました。

そのあとは真柴のシャツを少し掴んで「怖かったの・・」と、か弱い女子アピール。

真柴に自分のことが悪くうつらないように、悲劇のヒロインぶる川井の態度に煮え切らない感情が湧いたのではないでしょうか。

高校時代は特に盲目となり、真柴に自分の好感度を与えるためなら手段を択ばないように見えた川井みき。

原作でもさらにあざとさは目立っていたようです!

映画版をみて原作を読むとまた違った川井みきを知れるかもしれませんね!

聲の形原作

>>西宮硝子が飛び降り自殺を図った理由について気になる方はこちらもどうぞ。

監督や制作側が考える川井みきは善人!

これだけ視聴者から嫌われるキャラとなってしまった、川井みき。

しかし監督である山田尚子さんや製作スタッフ側からみる、川井みきは善人であると話しています。

川井みきの声優を担当した、潘めぐみさんが川井のキャラを掴めないでいるときに監督と原作者は川井みきについて、

「聖母みたいにいい子」

「本当はいい子」

「この子は最初から最後まで嘘をついていない」

とアドバイスをしたと言われています。

ここで川井みきに対する世間とのギャップが生まれていますよね。

ある考察ブログでは、

「川井みきに問題があるのではなく、川井を見ている石田の認知に問題がある」

と書かれている方もいました。

ストーリーはどうしても主人公目線で進むので、見ている我々も石田目線で解釈してしまいますよね。

もう一度フラットな目線で公平に見てみると、川井みきに対する感情が違ったものになるかもしれません!

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【賛否両論】川井を許すなに対するSNSの意見

SNSで話題となった、「#川井を許すな」ですが、これに対しては単純に川井みきに対しての言葉というだけでなく、実際の日常を見つめ返すとどうなの?という、冷静な意見もありました。

ここではそんな意見を取り上げてみます。

川井を許すなタグが発生してたことを知ったんだけど正直僕は何かを主張できる強い人ではないからそういう場面に出くわしたら川井さん的ポジションに行ってそうな気がするんだよな。

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てか川井を許すなタグ出来てるのすごくない?? これで盛り上がれるあなたは川井そのものだってことに気づいてないのかな

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『〇井を許すな』とかいうタグ使ってる人たち、めちゃくちゃ川井的な思考になっているのでとてもよくできた作品だと思う。こんなのがトレンドになる国、怖いね~。てか川井を許すなタグ出来てるのすごくない?? これで盛り上がれるあなたは川井そのものだってことに気づいてないのかな

X

「川井を許すな」の#で、現実のいじめ問題的にキャラクターを叩く?人がいるのは、作品「聲の形」の完成度が高く現実よりリアルに感じるからかな。 ならば感情的にならず、反面教師として「自分の中にある川井」を出さないよう考えるのが、原作者ほか全関係者が望んでいることではないかと思います。

X

単に川井みきを責めるのではなく、実際自分の中にも「川井みき」がいないのかどうか、考えさせられる映画になっているというのが個人的感想でした。

映画聲の形は何度か繰り返し視聴して、自分の中に落とし込んでみようと思います。

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