2024年夏の甲子園も高校球児たちの熱い戦いで、日本列島が盛り上がりましたね!
そんな中注目されているのが「延長戦のタイブレーク方式」。
これには世間から賛否両論の声があり、賛成反対の意見が分かれるようです。
今回は高校野球のタイブレークがつまらないという理由について、まとめてみました。
高校野球のタイブレークはつまらない?
さっそく高校野球のタイブレークがつまらないと言われる理由3つをあげてみます。
①野球の流れを消してしまっている
高校野球のタイブレークがつまらないと言われる理由の最大のポイントしては、「野球の流れを消してしまっている」ことにありそうです。
9回裏までに攻めや守りで自身のチームに流れをもってきていたとしても、タイブレークに入ると
「ノーアウト・一塁/二塁」
からのスタートになるので、今までの雰囲気が一旦リセットされる傾向にあります。
野球だけでなくスポーツには流れがあるので、9回までのお互いの攻防のせめぎ合いをタイブレークでリセットさせてしまうのが野球ファンからは苦言が上がっているようです。
甲子園決勝めっちゃ良い試合だった!京都国際おめでとう!
— にょろ (@nyo_pu60) August 23, 2024
ずっと0対0でヒリヒリしたのにタイブレークになった瞬間すぐ流れ変わっちゃうから決勝だけでもタイブレーク無くしてほしいな🥺
②勝っても負けても後味が悪い
他の意見としてはタイブレークで勝敗が決まっても、見ている方は少し後味が悪いと感じてしまうようです。
やはり9回まで同点で戦ったのだから、そのまま素直に通常の延長線で決着をつけるのが選手のメンタル的にもいいのでは?という声もありました。
これに関しては監督・選手の気持ち次第ですが応援する側としては、これまで接戦で戦ったのにタイブレークで負けてしまうと、可哀そうという気持ちが大きいようですね。
⚾️決勝でタイブレークはイヤだなぁ
— ニキ (@nikidesaintphal) August 23, 2024
エラーとかどうしても出るし、後味悪いよ
③後攻チームが有利になる可能性が高い
高校野球のタイブレークは後攻のチームが有利になりやすいという意見もあり、つまらないと思う方もいました。
報道によると、2023年に実施された高校野球のタイブレークの試合は、
9試合のうち2試合が先攻チームの勝ち、残り7試合が後攻チームの勝ちという統計がありました。
ちなみに今年のタイブレーク9試合で先攻チームの勝利は2試合、後攻チーム勝利が7試合で、結果からも後攻有利は明らかだ。
Yahoo
これに関しては2024年夏の甲子園でいうと、劇的な試合だった大社(島根)vs早実(東京)の試合では、確かに後攻の大社高校の勝利でした。
しかし決勝の京都国際(京都)vs関東第一(東京)の試合を見ると、先攻の京都国際が勝利しており、かならずしもそうであるとは言い難いようです。
次に高校野球のタイブレークがつまらない、ルール反対という声を調べてみました。
高校野球のタイブレークに対する反対意見の声まとめ
高校野球のタイブレークは、決勝戦だけ特別ルールでの導入でもいいのでは?という声が目立ちました。
自分はタイブレーク
— ドラドラ 勇龍突進 (@YijsaLsBXixKyWk) August 23, 2024
反対です
そこに至るまでの
1球の重み
1打の重み
それらの存在価値が
薄らいでしまう
そんな気がするのです
やっぱり決勝タイブレークは反対かな。ましてや0−0の投手戦で、しかも試合開始から2時間も経ってないんだし。
— R魚 (@Ramblefished) August 23, 2024
延長に入ってて、試合が2時間半過ぎたら、次のイニングからタイブレークってのならいいと思うけどね。
#甲子園決勝
決勝でタイブレークで負けて納得する人っておるんかね?ルールなんはわかるけどもワイなら絶対納得せんわ。タイブレークは反対です
— Unknown DJ team (@zentamann) August 23, 2024
もちろんタイブレーク賛成派の意見も多数ありました!
正直、俺は老害だから甲子園のタイブレークが導入決まったときは反対やったんやけど、今回の甲子園見るとタイブレークには幾多のドラマがあったよな。タイブレークだからこその守備体系や一球の駆け引き。
— 特攻の拓【二代目】 (@makainot) August 23, 2024
手のひら返しでタイブレーク最高やわ。プロ野球にも導入して欲しいレベル
色々言われているけど、個人的には決勝も10回からのタイブレークが最適解だと思う。「決勝だけでも」という意見も分かるけど、決勝は選手の疲労が最も溜まっていて、最も緊張感があって「無理をしたくなる」試合。この試合で大人がすべきことは、選手の健康を守る可能性を少しでも高めることだと思う。 https://t.co/ru5seAwdKp
— 遊撃 (@yuugekistyle_bb) August 23, 2024
タイブレークを経験した人の意見
俺も少年野球時代にタイブレークを経験しているけど、やってる側は結構面白かったぞ。
— CityJacker(ZZ SAKAMOTO) (@cityjacker) August 23, 2024
プロ野球に導入は反対だけど、アマチュア野球は見てる人らのためにやってんじゃなくて選手達のための試合よ、選手達がどう思うかだよな。
ネットを調べてみると、タイブレーク賛成派よりも反対派が上回る感じでした。
高校野球は熱血なイメージなので、昔のように決着のつく最後まで戦ってほしいという意見が多いようですね。
高校野球のタイブレークが導入された理由は?
続いて高校野球にタイブレークが導入された理由や、その歴史について調べてみました。
タイブレークが導入理由は選手の体調考慮
タイブレークが導入される前までは延長戦でも決着がつかず翌日再試合という過酷スケジュールで、選手の身体が心配されていました。
実際に今もタイブレーク賛成派の意見としては、高校球児たちの体調が一番!という声が多くあります。
選手の体や昔の夏とは違っていることを考えるとタイブレークはよかったと思います
— nami (@marine_wave73) August 23, 2024
社会人野球を東京ドームへ何度も観戦に行っていましたが随分昔からやっていました(20年以上前)#熱闘甲子園
延長が長引くと大会日程が押してしまい、どうしても後半には選手たちの過密スケジュールになりやすいということもタイブレーク導入の理由になっているようでした。
高校野球の延長やタイブレーキの歴史
タイブレークのルールが導入されるまでは、高校野球の延長戦に関するルールが幾度が変わってきました。
実際に高校野球でタイブレークが導入されたのが、2018年春の第90回記念選抜高等学校野球大会からです。
それまでの延長戦のルール変更は、
- 1958年以前:上限なし
- 1958年全国高校野球選手大会:上限延長18回
- 2000年選抜高等学校野球大会:上限延長15回
これで決着がつかなかったら翌日以降に再試合というルールでした。
ここからタイブレーク方式が導入されたのが、2018年(延長13回から無死一・二塁の設定/決勝戦を除く)です。
ここから延長戦は無制限となり、2023年のセンバツ大会以降はタイブレークの開始が延長13回→延長10回に変更されました。
個人的には選手たちの体調が考慮されてるルールなので、ハラハラしますがタイブレークには賛成です!